ファイル同期 / データ共有

GoodSyncのインストールと使い方

※この記事は https://eizone.info/ より移行したものを再編集したものです。

GoodSyncは、指定した2つのフォルダ間で同期(双方向/片方向)とバックアップができるツールです。

GoodSyncの概要

GoodSyncの用途と活用シーンです。使用目的や導入を検討する際の参考にしてください。

複数のフォルダやデバイス間でファイルを同期(双方向/片方向)したい場合、またはローカル・外付けストレージ・NAS・クラウドストレージ間でデータをバックアップしたい場合。

自宅 PCと外付け HDD間で定期的にバックアップを取りたいとき、会社と自宅の PC間で業務フォルダを常に最新状態に保ちたいとき、NASやファイルサーバのデータを別ストレージへ自動複製したいとき、Google Driveや OneDriveなどのクラウドとローカル環境を同期したいときなど。

機能と特長

  • 2つのフォルダ間での同期(双方向/片方向)およびバックアップに対応
  • ローカルフォルダ、外付けドライブ、NAS、FTP/ SFTP、WebDAV、Amazon S3、Google Drive、OneDriveなど多様なストレージをサポート
  • ファイルの変更内容を検出し、差分のみを転送
  • 削除ファイルの保持やバージョン管理(履歴保持)に対応
  • クラウドストレージ間での同期が可能
  • スケジュール設定やリアルタイム監視による自動実行機能を搭載
  • P2P接続機能[グッドシンクコネクト]を搭載
  • Windows、macOS、Linux、Androidで利用可能
  • 最大 8TBまで拡張できるクラウドストレージサービス「グッドシンククラウドストレージ」を利用可能

アプリ情報・システム要件

下のタブから各情報をご確認ください。

Git

アプリ情報

開発元

Siber Systems

開発元の拠点

米国

公式サイト

https://www.goodsync.com

アプリのバージョン

12.9

提供形態

商用ソフトウェア

ライセンス形態

プロプライエタリ(商用ライセンス)

Git

システム要件

OS

Windows 11/ 10

CPU

メモリ

ストレージ

GoodSyncの無料版は、1つのジョブで同期できるファイル数に上限があるため、ジョブ実行時に同期できるのは最大 100ファイルです。

仕様

無料版

有料版

バックアップ/ 同期

クラウドストレージのサポート

ジョブ数

3

無制限

単一ジョブで同期可能なファイル数

100

無制限

同時接続可能数(複数のジョブを同時に実行)

不可

4

ジョブの自動化(フォルダを監視して変更時にリアルタイムで自動同期)

GoodSyncコネクト(E2Eで暗号化されるセキュアな P2P)

モバイルデバイスのサポート

GoodSyncストレージ(GoodSyncのクラウドストレージ)

なし

10GB

GoodSyncがサポートしている NASデバイス・クラウドストレージ・通信プロトコルです。

NASデバイス

Western Digital、ASUSTOR、Synology、QNAP、Misc NAS

クラウドストレージ

Google Drive、Dropbox、Azure、Office 365、OneDrive、Private Cloud、SharePoint、Box.com、Backblaze、Amazon S3

プロトコル

FTP、SFTP、WebDAV、SMB、AFP、SAMBA

インストールと設定

スライドを進めるには、画面右端の矢印をクリックしてください。

GoodSync v12 001
GoodSync v12 001
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インストールの手順
  • 公式サイトからインストーラーをダウンロード
  • ダウンロードしたインストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」で許可
  • セットアップに使用する言語を選択し、利用規約・プライバシーポリシーに問題なければ「インストール」をクリック
  • 「サインアップ」をクリック
  • メールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力して「アカウント作成」をクリック
  • パソコンの表示名を確認し、パソコンに保存されているファイルを他のデバイスと同期する場合は、[他の機器にファイルを提供する]を有効にして「次へ」をクリック
  • 「グッドシンクを使用開始」をクリック
  • ダイアログの「Yes」をクリックすると GoodSyncが起動する
  • アカウントに登録したメールアドレスに確認メールが送信されるので、メッセージ内のリンクをクリックして認証

ジョブの作成

GoodSyncでは、同期・バックアップのタスクを[ジョブ]といいます。1つのジョブでは、同期元と同期先の2つのフォルダを指定します。

GoodSync v12 011

ジョブは左サイドパネルに表示されます。
初期状態で[My First Backup Job]というタイトルのジョブが登録されています。
ジョブは DELキーで削除でき、上部の「新規ジョブ」で追加できます。

GoodSync v12 015

作成したジョブを選択し、右ペインの上にあるフォルダ間の矢印をクリックし、[同期の方向]を選択します。

  • バックアップ(一方向同期)
    左側で選択したフォルダの変更・更新を、右側で選択したフォルダに反映します。
    左側のフォルダでアイテムを削除すると右側のフォルダからも削除されますが、右側のフォルダで行われた更新・削除は左側のフォルダに反映されません。ただし、左側のフォルダになく、右側のフォルダにあるアイテムは、右側のフォルダから削除されます。また、左右フォルダに同一ファイルがある場合、右側のファイルを更新しても、同期を実行すると左側のファイルの内容で右側のファイルが上書きされます。
  • 同期(双方向同期)
    左側・右側のフォルダの更新・削除が相互に反映されます。
    同期を実行すると左右のフォルダは同じ内容になります。
GoodSync v12 010

同期・バックアップの設定は、右ペインの上にある左右のフォルダをクリックし、同期・バックアップするフォルダを選択します。

GoodSync v12 012

操作しているパソコンに保存されているフォルダを指定する場合は、[Local]を展開してフォルダを選択します。

GoodSync v12 017

ジョブの設定が完了したら、上部の「適用」をクリックして確定します。

GoodSync v12 018

ジョブが登録されると、「適用」ボタンが「解析」に変わります。「解析」をクリックすると、左右のフォルダを比較し、変更内容を検出します。

GoodSync v12 020

実行される同期処理が中央のアイコンで表示されるため、内容を確認し、必要に応じてアイコンをクリックして同期設定を編集します。

📝 アイコンの種類

  • 緑矢印:ファイルのコピー
  • 白抜き緑矢印:ユーザー操作によるファイルコピー
  • 緑矢印に✕:ファイル削除
  • 白抜き緑矢印に✕:ユーザー操作によるファイル削除
  • 二重の白抜き緑矢印:フォルダ作成
  • 二重の白抜き緑矢印に✕:フォルダ削除
  • 緑の丸(中央の○をクリック):処理を実行しない(無視)
GoodSync v12 021

処理内容を確認したら「シンクロ」をクリックして同期処理を開始します。

接続方法と拡張設定

GoodSyncは、[SMB][AFP][MTP][FTP][WebDAV]などのプロトコルをサポートしているため、利用環境に応じたプロトコルを選択できます。

用語解説

SMBは、ネットワーク上でファイルやプリンターを共有するための通信プロトコルです。
IBMが設計した仕組みを基に、Microsoft が Windows向けに実装・拡張を行い、Windowsでは標準で使用されています。
同じ LAN内の別のパソコンや NASの共有フォルダにアクセスする際に利用されます。

AFPは、ネットワーク上でファイルを共有するための通信プロトコルです。
Apple が設計し、macOS で標準的に使用されています。
同じ LAN内の Macや対応 NASの共有フォルダにアクセスする際に利用されます。

MTPは、パソコンとスマートフォンやデジタル機器の間でファイルを転送するための通信プロトコルです。
Microsoftが策定し、Windowsで標準的にサポートされています。
USB接続した Androidデバイスや一部のデジタルカメラの内部ストレージにアクセスする際に利用されます。

FTPは、ネットワーク上でファイルを送受信するための通信プロトコルです。
インターネット初期から利用されている標準的な仕組みで、サーバとクライアント間でファイルを転送する用途に使用されます。
外部ネットワーク上のサーバや NASに接続し、ファイルをアップロード・ダウンロードする際に利用されます。

WebDAVは、HTTPを拡張してネットワーク上のファイルを管理・共有するための通信プロトコルです。
Webサーバ上のフォルダをリモートドライブのように扱える仕組みで、HTTPまたは HTTPSを通じてアクセスします。
クラウドストレージや対応サーバの共有フォルダに接続し、ファイルを読み書きする際に利用されます。

外部ネットワーク接続(グッドシンクコネクト)

外部ネットワーク上のデバイスと同期する方法として、以下があります。いずれも同期元・同期先のデバイスは起動していることが前提条件です。

  • FTP/ SFTP
    FTP/ SFTPプロトコルを使用する方法で、サーバ環境の構築とポート開放のほか、グローバルIPまたは DDNSの取得が必要になります。
  • VPN
    OpenVPNを使用してデバイス間を直接接続する方法で、OpenVPNのインストールと証明書の発行など、VPN環境の構築が必要になります。
  • グッドシンクコネクト
    GoodSyncの有料版で利用できる P2P接続です。同一アカウントでログインしている GoodSync間で、データを転送できます。クラウドストレージを介さないため、クラウド側のストレージ容量制限を受けません。
GoodSync v12 013

グッドシンクコネクトは、同一アカウントでアクティブになっているデバイスが表示されます。
表示されているデバイスには接続できますが、セットアップ時に[他の機器にファイルを提供する]を有効にしている必要があります。

クラウドストレージ

GoodSyncは、主要なクラウドストレージサービスをサポートしており、異なるクラウドストレージサービス間での同期や、同一サービスで異なるアカウントを使用した同期なども可能です。
また、グッドシンクコネクトが利用できない環境では、クラウドストレージを介することで、外部ネットワーク接続のデバイスも同期が可能です。

GoodSync v12 023

GoodSyncに接続するクラウドストレージサービスを選択します。

GoodSync v12 026

設定画面が開くので、接続ボタンをクリックし、クラウドストレージサービスにログイン後、GoodSyncのアクセスを許可します。

GoodSync v12 025

接続が完了すると登録したアカウントが表示され、アカウントを展開すると、クラウドストレージに保存されているアイテムが表示されます。

グッドシンククラウドストレージ

グッドシンククラウドストレージは、GoodSyncのライセンスを購入すると 10GBが無償で付与され、GoodSyncの同期先として利用できます。また、有償で最大 8TB(98,000円/年)までストレージを拡張 できます。

フィルタ(同期アイテムの選択)

フィルタ機能を使用すると、サブフォルダやフォルダ内のファイルを個別に同期対象に設定できます。

GoodSync v12 031

フォルダを選択した状態で、右上にある[複数フォルダ/ フィルタ]をクリックします。

GoodSync v12 032

フォルダ内のアイテム表示に切り替わるので、同期対象のフォルダ/ ファイルを選択します。

自動同期

GoodSyncの有料版では、リアルタム同期やスケジュールによる同期の自動実行が可能です。

GoodSync v12 033

自動実行を設定するジョブを選択し、右上の[自動]をクリックします。

GoodSync v12 034

同期を実行するタイミングを有効にし、必要に応じて同期する周期やスケジュールを設定します。

GoodSync v12 035

メニューバーの[ツール]から[プログラムオプション]を開きます。

GoodSync v12 037

自動実行は GoodSyncを常駐させる必要があるため、[一般]の[Windows統合]にある[メインウィンドウを閉じるとシステムトレイに常駐します。]と[Windows起動時にグッドシンクを起動します。]を有効にします。

バージョン管理とリカバリ(gs_dataフォルダ)

GoodSyncは、同期フォルダ内に[gs_dataフォルダ]を作成して更新(置換)・削除されたアイテムを移動します。[gs_dataフォルダ]はゴミ箱と似ていますが、デフォルト設定では変更された最新のアイテムのみが保存されており、保存日から起算して 30日後に自動削除されます。

GoodSync v12 047

[gs_dataフォルダ]はジョブごとに設定でき、[オプション]の[ゴミ箱]で編集します。
[過去に削除または置換されたファイルを保存]を有効にすると、更新されるたびにタイムスタンプが追加されたフォルダが作成され、更新前のファイルが保存されます。

GoodSync v12 048

[gs_dataフォルダ]は隠しフォルダになっているため、ファイルを復旧する場合は[隠しフォルダを表示]に変更し、[_saved_]または[_history_]フォルダ内から該当ファイルを取り出してください。

使い方

有料版で自動同期を有効にしている場合は、設定したタイミングでジョブが実行されるので、ユーザーの操作は基本的に不要です。ただし、[高度な自動オプション]にある[変更のあるファイル数が一定割合を超えた場合はシンクロしない]を有効にしている場合は、条件に該当すると自動同期が実行されず、ジョブが待機状態になるため、定期的に GoodSyncのメインウィンドウを開いて確認することを推奨します。

GoodSync v12 038

無料版利用時や手動で同期を実行する場合は、メインウィンドウを開いてジョブを選択し、[解析]をクリックします。

GoodSync v12 041

実行される同期処理が中央のアイコンで表示されるため、必要に応じて同期設定を編集し、[シンクロ]をクリックして同期処理を実行します。

GoodSync Explorer

GoodSync Explorerは、GoodSyncと同時インストールされるファイルエクスプローラです。GoodSyncで接続可能なデバイスやファイル/ フォルダにアクセスできます。

GoodSync v12 042

ローカルフォルダ、ネットワーク上のフォルダ、オンラインストレージ、サーバなどを1つの画面で管理できます。

AI(ChatGPT)による評価

🧠 GoodSync は、ローカルフォルダ、ネットワーク共有、各種クラウドストレージを対象に、同期およびバックアップを実行できるソフトウェアです。差分転送やリアルタイム監視、スケジュール実行などの機能を備えており、複数プラットフォームに対応しています。暗号化通信やログ機能も実装されており、データ管理の観点から必要な基本機能は揃っています。
一方で、対応プロトコルや設定項目が多いため、接続方式やジョブ設定の理解が必要になります。特に外部ネットワーク接続やクラウド連携を行う場合は、ネットワークや認証設定を含めた構成の把握が求められます。

総合すると、GoodSync は多様な環境に対応できる機能性を備えた同期・バックアップソフトです。幅広い運用に対応できる反面、設定内容を理解して使用することが前提となる製品です。

他ツールとの比較

項目

Resilio Sync

Trayzor

機能性

操作性

安定性

安全性

価格

◎:非常に良い ◯:おおむね良い △:やや劣る ✕:対応していない

購入方法

GoodSyncのライセンスは、1年・3年・5年のサブスクリプションで提供されており、個人向けの[グッドシンクパーソナル]では、最大 5台のデバイスを同時接続できます。

GoodSync v12 043

GoodSync v12 044

グッドシンクストレージを有償で拡張する場合は、希望の容量を選択し、契約年数を指定して「チェックアウト」をクリックします。

GoodSync v12 045

必要事項を入力して決済します。電子メールアドレスには、GoodSyncアカウントで登録したメールアドレスを入力してください。
決済が完了すると GoodSyncの画面に戻るので、GoodSyncアカウントでログインし、メールアドレスを認証するとアカウント管理画面が表示されます。

サブスクリプションの停止

GoodSyncのサブスクリプションは、自動更新が有効になっており、アカウント管理画面でキャンセルできます。

GoodSync v12 046

GoodSyncの管理画面 にログインし、左サイドパネルの[Subscription]で無効にできます。
[Your automatic renewal option is OFF.]と表示されていれば、自動更新は無効になっています。

備考

GoodSyncの開発元は、ロングセラーのパスワードマネージャー RoboForm を開発している Siber Systemsです。

Siber Systemsは 2023年 1月 5日、多機能同期ツール[Allway Sync]を BotKind Incから買収し、GoodSyncに統合しました。その際、既存の Allway Syncユーザーには、1 年有効の GoodSyncの有料プランが提供され、Allway Syncのジョブも GoodSyncへ移行できるようになりました。

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更新履歴

  • 2026-02-28:eizone.info(初版公開日 2023-1-11、最終更新日 2024-08-02)の記事を編集して初版公開