書き込みツール

Rufusのインストールと使い方

※この記事は https://eizone.info/ より移行したものを再編集したものです。

Rufus(ルーファス)は、OSのディスクイメージファイル(ISO)から起動用USB(パソコンの起動に使うUSBメモリ)を作成できるフリーソフトです。また、Windowsのディスクイメージファイルのダウンロードもサポートしています。

Rufusの概要

Rufusの用途と活用シーンです。使用目的や導入を検討する際の参考にしてください。

Windowsをクリーンインストールしたいとき、Live USBに対応したLinuxディストリビューションを試したいとき、パソコンが起動しなくなった場合に備えて、回復用USBを用意しておきたいときなど。

Windowsをクリーンインストールしたいとき、Live USBに対応したLinuxディストリビューションを試したいとき、パソコンが起動しなくなった場合に備えて、回復用USBを用意しておきたいときなど。

用語解説

ISOイメージファイルは、CDやDVDなどの光学ディスクの内容と構造をそのまま1つのファイルにまとめた形式で、ブート情報やファイルシステムも含めて保存されており、インストールメディアの作成や仮想ドライブでのマウントに利用されます。※ISO形式は、国際標準化機構(ISO)によって定められた光学ディスク用ファイルシステム規格(例:ISO9660)に基づいた名称です。

機能と特長

  • OSのディスクイメージファイル(.iso)から USB起動ドライブを作成
  • Windows 11のインストール時に TPM・セキュアブート・Microsoftアカウントの要件をバイパスできるインストールメディアを作成
  • 標準のツールでフォーマットできないUSBメモリでも、強制フォーマットやMBR/GPT形式の指定が可能
  • UEFIおよび従来のBIOS環境に対応した USB起動メディアの作成に対応
  • オープンソースで開発

アプリ情報・仕様・プランの比較

下のタブから各情報をご確認ください。

アプリ情報

開発

Pete Batard

開発者の拠点

フランス

公式サイト

http://rufus.akeo.ie/

アプリのバージョン

4.9

提供形態

フリーウェア

システム要件

OS

Windows 11/ 10/ 8.1

CPU

メモリ

ストレージ

インストールと設定

rufus 4.9 001

公式サイト の[ダウンロード]から使用している Windowsのアーキテクチャの応じたリンクをクリックしてアプリケーションをダウンロードします。
Rufusは実行ファイルを直接ダウンロードするので、ダウンロードした Rufusの本体は任意の場所に保存してください。

標準版とポータブル版に性能差はなく、本体は同じものです。
標準版はデフォルトで設定内容をレジストリに書き込みますが、ポータブル版では設定を rufus.iniという設定ファイルに書き込んで、Rufus本体と同じ場所に保存します。
ただし、ポータブル版でも自動更新を有効にするとレジストリに書き込みを行うため、通常は「標準版」を選択して問題ありません。

アップデートの自動確認

rufus 4.9 002

初回起動時にダイアログが表示されるので、アップデートの自動確認を有効にする場合は「はい」を選択します。

rufus 4.9 005

後から設定を変更する場合はホーム画面下にある[設定]で編集できます。

使い方

以下は OSのディスクイメージファイル(ISO)から起動ディスクを作成する手順です。

rufus 4.9 006

USBドライブをパソコンにセットして[デバイス]に表示されたら、[選択]をクリックして OSのディスクイメージファイルを指定します。

rufus 4.9 009

[ブートの種類]に選択した ISOファイルが表示されていることを確認します。
パーティション構成・ターゲット システム・ボリュームラベル・ファイルシステム・クラスターサイズは、選択した ISOファイルの応じて自動的に設定されます。

Windowsのディスクイメージを指定すると、[パーティション構成]が GPTに、[ターゲットシステム]は UEFIになりますが、Windows 7や Windows XPのディスクイメージ使用時や、UEFIをサポートしていない古いパソコンで 起動用USBを使用する際は、パーティション構成を MBR 、ターゲットシステムは BIOSまたは UEFI で作成します。

rufus 4.9 010

設定が完了したら「スタート」をクリックして、書き込みを実行します。
プログレスバーが 100% まで進行し、[準備完了]と表示されたら「閉じる」をクリックして Rufusを終了し、USB メモリを取り外してください。

Ubuntuなど ハイブリッドISO ではモード選択のダイアログが表示されるので、「ISOイメージモード」を選択します。
また、OSのディスクイメージにファイルが不足している場合は、ダウンロードに関するダイアログが表示されるので「はい」を選択して不足ファイルをダウンロードしてください。

Windowsのインストールメディア作成

Rufusは Windowsのディスクイメージファイルのダウンロードもサポートしているので、ISOファイルを用意しなくても、最新の Windowsインストールメディアを作成できます。

rufus 4.9 012

Windowsのディスクイメージをダウンロードする場合は、「選択」を「ダウンロード」に切り替えてクリックします。

rufus 4.9 014

ダウンロードするバージョンなどを設定して「ダウンロード」をクリックして 保存先を指定します。

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ダウンロードが完了するとイメージファイルが自動的に読み込まれた状態になるため、USBドライブが認識されていることを確認して「スタート」をクリックし、書き込みを実行します。

rufus 4.9 016

Windows 11 はカスタマイズ用のダイアログが表示されるので、各項目を確認・編集し、「OK」をクリックすると書き込み処理が開始されます。

デフォルトで Windows のシステムチェック(TPM 2.0、セキュアブート、4GB の RAM)が有効になっているので、作成したインストールメディアは、Windows 11未サポートのパソコンにも Windows 11をインストールすることが可能です。

 USBメモリのフォーマット

Rufusは標準のツールでフォーマットできない USBメモリの強制フォーマットが可能です。

rufus 4.9 011

フォーマットする際は[ブートの種類]で「非ブート用」を選択し、ボリュームラベル を編集後「スタート」で実行します。

備考

バイパス機能を使用してシステム要件を満たさないパソコンに Windows 11 をインストールすることは可能ですが、ハードウェアによってはアップデートが正常に適用されない、動作が不安定になるなどの不具合が発生する可能性があります。
また、Microsoft のサポート対象外になるため、注意してください。

更新履歴

  • 2025-06-22:eizone.info(初版公開日 2023-06-10、最終更新日 2024-11-13)の記事を編集して初版公開

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