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Proton Mailは、プライバシー保護とセキュアな通信の実現を最優先に設計されたEメールサービスで、運営拠点やメールサーバは厳格な個人情報保護法が整備されたスイスにあります。
👉️本記事は、Android環境におけるProton Mailの基本的な使い方を解説しています。ウェブアプリ版をご覧になる場合は、上部のタブを切り替えてください。
Proton Mailの概要
Proton Mailの用途と活用シーンです。使用目的や導入を検討する際の参考にしてください。
機能と特長
アプリ情報・システム要件・仕様・プランの比較
下のタブから各情報をご確認ください。
アプリ情報
|
開発元 |
Proton AG |
|
開発元の拠点 |
スイス |
|
公式サイト |
|
|
アプリのバージョン |
4.10.0 |
|
提供形態 |
フリーミアム(無料版はアップグレードして機能制限解除) |
|
ライセンス形態 |
プロプライエタリ(商用ライセンス)、OSSは GPL v3 |
安全性
Proton Mailは独立した第三者機関の監査を受けて安全性を証明し、監査レポートも公開しています。
スイスでは、GDPR(EU一般データ保護規則)を基に改定された独自の連邦データ保護法(FADP)により、個人情報の保護が法律で定められています。
また、スイスは 5アイズ(米・英・加・豪・NZ)や 9アイズ(上記に仏・デンマーク・ノルウェー・オランダを加えた情報共有同盟)に属しておらず、政府による通信傍受(SIGINT)の影響を受けにくいため、プライバシーが保たれた環境でメールを送受信できます。
第三者と共有されるデータ
デベロッパー申告による他の企業や組織と共有するデータはありません。
システム要件
|
OS |
Android 9.0以上 |
|
CPU |
– |
|
メモリ |
– |
|
ストレージ |
– |
メールの仕様
|
利用可能なストレージ容量(カレンダー・ドライブ共用) |
Free 1GB、Plus 15GB、Unlimited 500GB |
|
送信数 |
Free は 1日最大 150通、Plus、Unlimitedは無制限 |
|
受信可能な最大サイズ |
25MB |
|
1通のメールで送信可能な受信者数 |
最大 100件 |
|
1通のメールで送信可能な添付ファイル数 |
最大 100件 |
|
1通のメールで受信可能な添付ファイル数 |
最大500 個 |
プランの比較
|
Free |
Plus |
Unlimited |
|
|---|---|---|---|
|
ストレージ容量 |
1GB |
15GB |
500GB |
|
利用可能なメールアドレス |
1 |
10 |
15 |
|
フィルタ作成数 |
1 |
無制限 |
無制限 |
|
フォルダ作成数 |
3 |
無制限 |
無制限 |
|
短縮ドメイン |
受信のみ可 |
◯ |
◯ |
|
デスクトップアプリ |
✕ |
◯ |
◯ |
|
ゴミ箱・迷惑メールの自動削除 |
✕ |
◯ |
◯ |
|
カスタムドメイン(独自ドメイン)の利用 |
✕ |
◯ |
◯ |
|
フッターの編集 |
✕ |
◯ |
◯ |
|
メールクライアントのサポート |
✕ |
◯ |
◯ |
|
キャッチオールメール |
✕ |
◯ |
◯ |
|
Dark Web Monitoring |
✕ |
◯ |
◯ |
|
Proton Sentinel |
✕ |
✕ |
◯ |
|
Protonカレンダーの利用 |
制限有 |
◯ |
◯ |
|
Protonドライブの利用 |
◯ |
◯ |
◯ |
|
ProtonVPNの利用 |
制限有 |
制限有 |
◯ |
|
ProtonPassの利用 |
制限有 |
制限有 |
◯ |
⚠️ カスタムドメインやキャッチオールメール、Dark Web Monitoring、Proton Sentinelは、いずれもAndroidアプリ内では設定項目がなく、ウェブアプリ版 での設定が必要です。
インストールと設定
スライドを進めるには、画面右端の矢印をクリックしてください。
インストールの手順
- Playストア からアプリをインストール
- 新規ユーザーは「アカウントの作成」を選択
- [ユーザー名]に希望のアカウント 入力し、ドメインを選択して「次へ」
- パスワードを設定して「次へ」
- 回復用のメールアドレスか SMSを受信できる電話番号を入力して「次へ」
- 利用するプランを選択
- 無料プランは CAPTCHA・メール から選択して認証、有料プランは決済
- アカウントの作成が完了したら「Proton Mail を使い始める」をタップ
- ウエルカム画面を「次へ」で進んで「はじめましょう」をタップしたらセットアップ完了
アカウントにはアンダーバー(_)、ハイフン(-)、 ドット(.) が使え、ドメインは protom.me と protonmail.com から選択できます。
「回復手段の設定」で電話番号やメールアドレスを入力しても、それだけでは復旧設定は完了しません。
データ復旧には[回復フレーズ]か[回復用ファイル]が必要なため、Proton Mailのウェブアプリで アカウント復旧の設定 を行ってください。
フォルダー・ラベルの作成
Proton Mail はフォルダとラベル でメッセージを管理でき、フォルダはサブフォルダ(入れ子)をサポートしています。
⚠️ 無料プランはフォルダとフィルターの作成数に制限があります。


ホーム左上の[ハンバーガーボタン]から[フォルダーを作成]または[ラベルを作成]をタップし、フォルダ/ ラベル名や通知の設定をします。
フォルダのカラー化を利用するには[アカウント設定]の[フォルダー]で有効化が必要です。
また、フォルダの通知はフィルターでメッセージを振り分ける設定がされていないと機能せず、フィルター設定はウェブアプリ上で行う必要があります。
アプリ設定

ホーム左上の[ハンバーガーボタン]から[設定] を開きます。
アカウント設定

ホーム左上の[ハンバーガーボタン]から[設定] を開き、[アカウントの設定]のメールアドレスをタップします。
使い方


メッセージは、リストの先頭にあるアイコンをタップするかロングタップで選択し、ツールアイコンで操作します。
✏️ デフォルト設定では、メッセージを左右にスワイプすると[アーカイブ]されます。
ジェスチャーは[設定]の[ スワイプ操作]で 編集でき、ゴミ箱に移動、迷惑メールに移動、既読と未読の入れ替え などに変更できます。
新着メッセージは大きなタイムラグなしに受信します。
プッシュ通知を受信しない場合はデバイスの 「バッテリー最適化」や「省電力機能」から Proton Mailを除外し、受信が遅延しているようなら Proton Mail Status で障害状況を確認してください。

新規メッセージの作成は 右上にあるペンアイコンをタップします。
✏️ 初回利用時は[連絡先]へのアクセスを求められるので、デバイスの連絡先に登録されてるアドレスを併用する場合は「許可」してください。
メッセージの暗号化
Proton Mailユーザー間のメッセージ送受信ではPGPを基盤とするエンドツーエンド暗号化が適用され、公開鍵の操作はProton Mail側で自動化されているため、ユーザーは公開鍵を意識せずに安全に通信できます。


非Proton Mailユーザーに PGP暗号化以外の方法で暗号化したメッセージを送信する場合は、新規メッセージ画面のツールバーから南京錠のアイコンをクリックし、メールへアクセスする際に必要なパスワードを設定します。
⚠️「有効期限」を設定していないメッセージの保存期限は 28日間で、期限を過ぎると受信者の受信ボックスから自動削除されます。
非Proton Mailユーザーに暗号化メールを送信すると、メッセージは暗号化された状態でProton Mailサーバに保存され、受信者にはそのメールへのアクセスリンクが送られます。
有効期限


砂時計のアイコンをタップしてメッセージに有効期限を設定すると、期限切れになったメッセージが受信者の受信ボックスから自動的に削除されます。
非Proton Mailユーザーに送信する場合、有効期限を設定するには暗号化が必要です。
また、暗号化されたメッセージは有効期限を設定しなくても28日後に自動的に削除されます。
AI(ChatGPT)による評価
🧠Proton Mail Androidアプリは、モバイル環境下でも暗号化されたメール送受信を可能にする構造を備えており、ログレス(ログを記録しない)運用との組み合わせにより、データ保持ポリシーの透明性が確保されています。
機能性の観点では、シンプルな構成により主要操作を直感的に行えますが、条件付きフィルタやカスタムドメイン関連の詳細設定などはアプリ内で完結せず、用途により一部制限があります。
安定性に関しては、複数端末での同期や通知挙動にも大きな不具合はなく、日常使用には十分耐える設計です。UIも段階的に改善されており、動作負荷が軽減されつつあります。
価格については、無料ユーザーでも暗号化通信が利用できる点は特筆されます。有料プランでは追加機能があるものの、それらの全容を活用するにはWeb版との連携が不可欠です。
本アプリは、暗号化や非中央集権性といったProtonの理念をモバイルにも適用する役割を担っており、基本的な利用においてはセキュリティを犠牲にせずに運用可能です。細かい機能設定を求めないユーザーであれば、単体でも一定の実用性が見込めます。
他ツールとの比較
|
評価項目 |
Proton Mail |
Gmail |
Outlook.com |
Yahooメール |
Tuta |
|---|---|---|---|---|---|
|
基本機能(送受信・管理) |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
|
セキュリティ機能 |
◎ |
◯ |
◯ |
△ |
◎ |
|
プライバシー保護 |
◎ |
✕ |
△ |
✕ |
◎ |
|
UIの使いやすさ |
◯ |
◯ |
◎ |
△ |
◯ |
|
マルチデバイス対応 |
◯ |
◎ |
◎ |
◯ |
◯ |
|
ストレージ容量 |
△ |
◎ |
◎ |
◯ |
△ |
|
拡張機能 |
◯ |
◎ |
◎ |
△ |
△ |
|
連携機能 |
✕ |
◎ |
◎ |
△ |
✕ |
◎:非常に良い ◯:おおむね良い △:やや劣る ✕:対応していない
備考
Proton Mailの Androidアプリは UIが改善されて随分と使いやすくなっていますが、設定の多くが未サポートのため、特に有料プランを契約している場合は、ウェブアプリと併用しないと真価を発揮できません。
ただ、モバイルでも暗号化通信を実現できるため、プライバシー保護やセキュリティを優先するなら有力な選択肢になります。
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