Revo Uninstallerのインストールと使い方

Revo Uninstaller Proは、操作手順がウィザード形式で構成されており、画面に表示される手順ガイドや選択肢に従って順番に進める形になっています。

左サイドパネルから使用するモジュールを選択します。

📝モジュール

すべてのプログラム

［すべてのプログラム］は、アプリや Windows標準のアンインストール機能を実行後、Revo Uninstallerがスキャンを実行して残留するファイルやレジストリを検出します。

削除するアプリをチェックして、左サイドパネルにある「アンインストール」をクリックします。

複数のアプリを選択して一括アンインストールも可能です。
ただし、一括アンインストールでは、検出されたジャンクファイルが自動的に削除される［クイックアンインストール］になり、確認画面は表示されません。
スキャン結果として検出された残留ファイルやレジストリエントリを手動で確認・選択して削除する場合は、個別にアンインストールを実行してください。

ダイアログが表示されるので、実行するタスクを有効にして「続行」をクリックします。

［検出したすべての痕跡を自動的に削除］を無効にすると、スキャンが手動モードになります。
手動モードでは、レジストリや残留ファイルが一覧表示され、削除するアイテムを確認・選択して削除できます。

⚠️［システムの復元ポイントを作成］と［レジストリの完全なバックアップ］は有効にすることを推奨します。
なお、［システムの復元ポイントを作成］は、Windowsの設定で システムの保護 が有効になっていない場合は作成されません。実行前にコントロールパネルまたは設定画面から有効化されているか確認してください。

レジストリのバックアップとシステムの復元ポイントを作成後、アプリや Windows標準のアンインストーラーが起動するので、アプリをアンインストールします。

⚠️アンインストール処理が中断するため、パソコンの再起動を求めてきたら拒否してください。
なお、パソコンを再起動しても、次回 Revo Uninstaller Proを起動した際に再起動前の処理を継続できます。

アンインストールが完了したら、スキャンモードを選択して「スキャン」を実行します。

📝スキャンモード

［検出したすべての痕跡を自動的に削除］を無効にしている場合は、残留レジストリの一覧と残留ファイルの一覧が表示される（該当するエントリがなければ表示されない）ので、削除する項目をチェックして「削除」を実行後に「完了」をクリックします。

✏️「安全モード」「標準モード」でスキャンを実行している場合、検出された残留レジストリと残留ファイルは、すべて削除しても基本的に問題はありません。
「完全モード」では関連性の低い項目も検出される可能性があるため、削除前に確認が必要です。

強制アンインストール

［強制アンインストール］は、通常のアンインストール機能を使用できない場合や、アンインストール後にアプリのファイルやレジストリエントリが不完全な状態で残っている場合に利用する機能です。
アンインストーラーを起動せずに、残留データを直接スキャンして削除できます。

［強制アンインストール］を使用する場合は、左サイドパネルから「強制的にアンインストール」をクリックします。

削除するアプリやフォルダのパスと正式なプログラム名を入力します。

✏️デスクトップに削除するアプリのショートカットがある場合は、ハンターモード を使用すると便利です。

プログラム名を入力して、［プログラムファイル、フォルダパス］のテキストボックスをアクティブにすると、ログデータベースを検索して、該当するプログラムがあると表示されます。
ログデータベースを使用する際は、表示されているリストから選択してください。

⚠️ログデータベースで、OSのバージョンやアプリのバージョンが異なる場合、ファイル構造やレジストリ構成の差異により誤検出や削除ミスの可能性が高まるため、バージョンが一致しないログの使用は避けてください。

ログデータベースを使用しない場合は、「参照」のリストから［ファイル］［フォルダ］を選択して、削除するアイテムを指定します。
設定が完了したら、スキャンモードを選択して「次へ」をクリックします。

スキャンが実行され、残留レジストリの一覧と残留ファイルの一覧が表示される（該当するエントリがなければ表示されない）ので、削除する項目をチェックして「削除」を実行後に「完了」をクリックします。

✏️［レジストリのバックアップ］と［システムの復元ポイントの作成］は自動的に実行されます。

プログラムの追跡

［プログラムの追跡］は、インストールログを作成するモジュールです。
作成されたログは、［すべてのプログラム］で「アンインストール」実行時に参照され、インストール時に追加されたファイルを確実に削除できます。

インストールログは、アンインストール時に残留ファイルやレジストリエントリを安全かつ確実に削除するための最も有効な方法です。一部のアプリではログの取得に失敗する場合がありますが、アプリをインストールする際には必ず［プログラムの追跡］を実行してください。

Windows 11の場合、インストーラーを選択して、Shiftキーを押しながら右クリックでメニューを開き、［Revo Uninstaller Proでインストール」を選択します。
Windows 10の場合は、インストーラーを選択して右クリックでコンテキストメニューを開きます。

✏️ホーム画面の左サイドパネルにある「Revo経由でプログラムをインストール」から、インストーラーを選択することも可能です。

⚠️コンテキストメニューに Revo Uninstallerのメニューがない場合は、設定を見直してください。

インストーラーが起動すると、Revo Uninstaller のリアルタイムモニタが表示されるので、アプリは通常どおりインストールを実行します。

インストールが完了（多くの場合はアプリが起動）したら、インストールの監視停止 ボタンで監視を停止します。

ログのファイル名を入力して、「保存」アイコンをクリックしてログを保存します。

インストールログ

作成したインストールログは、ホーム画面の［プログラムの追跡］で確認できます。

［すべてのプログラム］で「アンインストール」実行するとログが参照されますが、アプリをアンインストールしてもログ自体は残ります。
アプリのアンインストール時にログも同時に削除したい場合は、［すべてのプログラム］の「アンインストール」ではなく、［プログラムの追跡］で削除するログをダブルクリックしてください。対象アプリのアンインストール処理とログ削除が同時に行われます。

✏️ログからのアンインストール時も、［レジストリのバックアップ］と［システムの復元ポイントの作成］は自動的に実行されます。
また、インストールログが不完全な場合、該当するアプリの情報がログデータベースにあれば［拡張アンインストール］のダイアログが表示されます。

Windows Apps

［Windows Apps］では、Windows標準のアンインストール機能では削除できない「Xbox Game bar」や「スマートフォン連携」などのプリインストールアプリもアンインストールできます。

Windowsアプリをアンインストールするには、左サイドパネルから［Windows Apps］を開きます。
削除の手順は、［すべてのプログラム］の「アンインストール」と同じです。

ブラウザ拡張機能

［［ブラウザ拡張機能］では、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxで使用している拡張機能を削除できます。［なお、Chrome・Edge以外の Chromium系ブラウザはサポートされていません。

拡張機能の削除は、左サイドパネルから［ブラウザ拡張機能］を開きます。
削除する拡張機能を選択し、左サイドパネルの「除去」をクリックして実行します。

ログデータベース

［ログデータベース］では、商用ソフトやフリーソフトが混在したアプリ一覧が表示されます。

一覧からアプリを選択し、左サイドパネルの［アンインストール］をクリックすると、VS Revoのサーバーから該当ログをダウンロードし、ログファイルを使用してアンインストールを実行します。

✏️ログを使用することで、Revo Uninstaller Proを導入する前にアンインストールしたアプリに残っているファイルやレジストリエントリを削除することも可能です。

⚠️ログデータベースに登録されているアプリは、現行バージョンより古い場合があるため、使用時には注意が必要です。

ハンターモード

［ハンターモード］は、スコープアイコンをアンインストールしたいアプリのアイコンにドロップして、強制アンインストールを実行します。

ホームの画面の左サイドパネルから［ハンターモード］を選択すると、ホーム画面が消えてスコープアイコンがデスクトップに表示されます。
スコープアイコンをドラッグして、アンインストールしたいアプリのショートカットや実行ファイルにドロップすると、メニューが表示されるので、「アンインストール」を選択します。

✏️ホームに戻るには、スコープアイコンのコンテキストメニュー（右クリックメニュー）から［メインウインドウを開く］を選択します。

強制アンインストールの設定画面になるので、スキャンモードを選択して実行します。

ツール

［ツール］には、システムメンテナンス用の各種ツールと、レジストリのバックアップを管理するモジュールが登録されています。

［ツール］は、左サイドパネル下部の「ツール」をクリックすると、アンインストールメニューからツールメニューに切り替わります。

ツールメニューから使用するモジュールを選択します。

📝モジュール

バックアップの管理

アプリのアンインストール時に作成したレジストリのバックアップは、［ツール］の［バックアップの管理］から復元します。

アプリのアンインストール後にシステムが不安定になった場合は、［バックアップの管理］を開きます。
アンインストールしたアプリを選択し、左サイドパネルの「復元」をクリックすると、レジストリが復元されます。

⚠️復元されるのはレジストリのみで、削除されたフォルダやファイルは復元されません。
アプリを元の状態に戻す必要がある場合は、ツールメニューから［Windowsツール］を開き、［システムの復元］でアンインストール時に作成された復元ポイントを使用し、環境全体をロールバックしてください。