Planet VPNは、ルーマニアを拠点とする無料の VPNサービスで、無料でも帯域幅や通信速度に制限がなく、フランス・ドイツ・オランダ・アメリカ・イギリスのロケーションに接続できます。
👉️本記事は、Windows環境における Planet VPNの基本的な使い方を解説しています。
Planet VPNの概要
Planet VPNの用途と活用シーンです。使用目的や導入を検討する際の参考にしてください。
機能と特長
アプリ情報・システム要件・仕様
下のタブから各情報をご確認ください。
アプリ情報
|
開発元 |
FREE VPN PLANET S.R.L |
|
開発元の拠点 |
ルーマニア |
|
公式サイト |
|
|
アプリの詳細ページ |
|
|
アプリのバージョン |
2.10 |
|
提供形態 |
商用ソフトウェア |
|
ライセンス形態 |
プロプライエタリ(商用ライセンス) |
Git
Git
安全性
Planet VPNはノーログポリシーを採用していますが、独立した第三者機関の監査を受けておらず、その保証がありません。さらに無料版では広告を配信するため Google AdMobが導入されており、AdMobが「デバイス情報」「広告識別子」を収集しています。
また、法執行機関から要請があった場合には、登録メールアドレスなど最小限の情報を提供される可能性があります。しかし「令状のカナリア」や「透明性レポート」が公表されていないため、運用実態が不透明です。
システム要件
|
OS |
Windows 11/ 10/ 8.x/ 7 |
|
CPU |
– |
|
メモリ |
– |
|
ストレージ |
– |
仕様
|
Free |
Premium |
|
|---|---|---|
|
ロケーション |
5カ国 |
60カ国以上 |
|
サーバ数 |
11台 |
1260台以上 |
|
同時接続デバイス数 |
1台 |
最大 10台 |
|
通信の暗号化 |
◯ |
◯ |
|
ノーログポリシー |
◯ |
◯ |
|
キルスイッチ |
◯ |
◯ |
|
スプリットトンネル |
✕ |
◯ |
|
P2P接続 |
✕ |
◯ |
|
Onionドメイン への接続 |
✕ |
◯ |
|
ストリーミングサービス最適化 |
✕ |
◯ |
|
トラフィック監視回避強化機能 |
✕ |
◯ |
|
脅威のあるサイトへのアクセスと悪質な広告のブロック機能 |
✕ |
✕ |
|
VPNトラフィックブロック回避 |
✕ |
✕ |
インストールと設定
スライドを進めるには、画面右端の矢印をクリックしてください。
インストールの手順
- 公式サイトのダウンロードページ からインストーラーをダウンロード
- インストーラーを起動し、ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら許可
- セットアップに使用する言語を選択(日本語は未サポート)
- インストール先を確認して「Next」をクリック
- スタートメニューへの追加はデフォルトで「Next」をクリック
- デスクトップのショートカットを任意で設定
- 「Install」でインストールを実行
- OpenVPNのネットワークアダプタのインストールを求められたら「インストール」をクリック
- 「Finish」でセットアップ完了
初回起動時にプライバシーポリシーに関するダイアログが表示されるので、確認して「AGREE AND CONTINUE」をクリックして下さい。
⚠️アプリ起動時に[New Version found.]のダイアログが表示された場合は「Install now」をクリックして更新してください。更新後ダイアログが消えない場合は、パソコンを再起動します。
日本語化
インストールが完了したら、日本語表示に切り替えます。

Planet VPNのホーム画面右上にあるハンバーガーボタンをクリックして、[Settings]を選択します。

[Language]を[日本語]に変更します。
プロトコル
Planet VPNは、デフォルトで最適な VPNプロトコルを選択する[Automatic]に設定されています。

使用するプロトコルを指定する場合は、[Protocol]のリストから選択します。
📝 利用可能なプロトコル
⚠️公式サイトでは旧デバイス向けに PPTPや L2TP/IPsecが利用可能と記載されていますが、現行アプリには実装されていません。また、PPTPはセキュリティの脆弱性が指摘されており、主要 VPNベンダーの多くがサポートを終了しています。
使い方
無料版では[設定]で Windows起動時に Planet VPNを自動起動することはできますが、自動接続には対応していないため、VPN接続は手動操作が必要です。

左サイドパネルの[Free]から接続先のロケーションを選択し、「Connect」をクリックして接続します。
無料版では日本国内のサーバが利用できないため、使用するプロトコルにかかわらず通信速度は実測で 10Mbps未満にとどまります。
さらに、無料で利用できるサーバは全体で11台しかなく、トラフィックが集中しやすいため動画ストリーミングなどの用途には不向きです。
DNS漏れの確認
VPN接続時に IPアドレスが匿名化されているか確認します。

VPN接続を確立してから ipleak.net へアクセスします。
[Your IP address]に接続先のサーバ情報のみが表示され、さらに[Your IP address]と[DNS address] に同じ国が表示されていれば匿名化されています。
WebRTCリークの確認
WebRTCはブラウザに搭載されているリアルタイム通信機能で、ビデオ通話や画面共有などに利用されます。この機能は VPN接続時にローカル IPアドレスやグローバル IPアドレスを直接取得して外部に送信する「WebRTCリーク」の発生リスクがあるため、 ipleak.net の[WebRTC detection]を確認して、何も表示されていなければ問題ありません。
自宅回線やローカルネットワークのIPが表示される場合はリークが発生しているため、ブラウザの設定や拡張機能で WebRTCを無効化するか制御する必要があります。
AI(ChatGPT)による評価
🧠 Planet VPNは、無料で導入できる手軽さと基本的なVPN機能を備えている点で、初めて VPNを利用するユーザーや公共Wi-Fiでの軽い利用には適しています。アプリはシンプルで直感的に操作でき、登録不要で使い始められる点もユーザー体験を支えています。
一方で、利用できるサーバ数が少なく混雑による速度低下が起こりやすく、動画ストリーミングや大容量通信には不向きです。また、安定性については一定の評価があるものの、接続環境によって遅延や切断が報告されており、信頼性は限定的です。安全性に関してはノーログポリシーを掲げているものの第三者監査は実施されておらず、広告依存や旧式プロトコルの残存などから透明性に課題があります。
総合すると、Planet VPNはコストを抑えてVPNを試したい初心者向けの選択肢として妥当ですが、高速性やプライバシーの厳格な保証を求める利用には十分ではありません。
類似サービスとの比較
|
項目 |
Planet VPN |
Proton VPN Free |
Windscribe |
|---|---|---|---|
|
機能性 |
△ |
◯ |
◯ |
|
操作性 |
◯ |
◎ |
◯ |
|
安定性 |
△ |
◯ |
◯ |
|
安全性 |
△ |
◎ |
◎ |
◎:非常に良い ◯:おおむね良い △:やや劣る ✕:対応していない
✏️ Proton VPNは Freeの機能に限定して評価しています。また、Windscribeは月間 10GBのデータ制限があります。
備考
Planet VPNはデータ制限のない無料VPNサービスとして提供されていますが、ノーログポリシーを掲げつつも個人情報を収集する広告を表示する点に矛盾があります。
VPNとしての基本機能は備えているものの、主要なVPNサービスが提供している付加的な機能は見当たらず、有料プランの価格も標準的な水準にとどまっています。
更新履歴
関連記事
Proton VPNのインストールと使い方セキュアな接続・プライバシー保護・匿名化 を無料で利用できるほか、有料版では Secure Coreや NetShieldなど多機能を備えた スイスを拠点とするVPNサービスで、ノーログポリシーや独立…











