PDF編集 / 作成

PDF-XChange Editorのインストールと使い方

PDF-XChange Editorは、PDFファイルの閲覧・作成・編集・注釈・OCR・電子署名が無料で行える PDF編集ソフトです。

PDF-XChange Editorの概要

PDF-XChange Editorの用途と活用シーンです。使用目的や導入を検討する際の参考にしてください。

PDFファイルを閲覧する場合、新規に PDFを作成する場合、原本のテキストの編集や画像を追加する場合、注釈やコメントを追加する場合、スキャン文書を OCRでテキスト化する場合、文書に電子署名やパスワード保護を設定する場合。

受け取った PDFに注釈やコメントを書き込んで返したいとき、契約書などに電子署名を付与したいとき、配布前の文書にパスワード保護をかけたいとき、Adobe Acrobatを導入せずに PDFを編集したいときなど。

機能と特長

以下は無料版で利用可能な機能です。

  • PDFの閲覧・作成・編集・注釈・電子署名に対応
  • 原本のテキスト編集・画像やQRコードの追加(フォントの変更・配置の変更を除く)
  • ハイライト・下線・取り消し線・タイプライター・付箋・図形・スタンプなどの注釈ツール
  • 既定のOCRエンジンによるスキャン文書のテキスト化
  • パスワード保護・電子署名による文書のセキュリティ設定

アプリ情報・システム要件・プランの比較

下のタブから各情報をご確認ください。

Git

アプリ情報

開発元

PDF-XChange Co Ltd

開発元の拠点

英国

公式サイト

https://www.pdf-xchange.com/product/pdf-xchange-editor

アプリのバージョン

11.0

提供形態

フリーミアム

ライセンス形態

プロプライエタリ(フリーミアム)

Git

システム要件

OS

Windows 11/ 10

CPU

メモリ

ストレージ

プランの比較

機能一覧は公式サイトのチャートに基づいていますが、回転など実際の挙動と異なる項目があります。

機能

無料版

Editor

Plus

PDFの閲覧

注釈の追加

ハイライト・取り消し線・下線

原本コンテンツの編集(画像・スキャン以外)

テキストの検索と置換

ページの削除・回転・トリミング

ファイルの結合

OCR(光学文字認識)

高精度OCR(Enhanced OCR)

墨消し(Redact)

暗号化・セキュリティ

電子署名

フォームの作成・編集

△ は機能が一部制限されます。

インストールと設定

スライドを進めるには、画面右端の矢印をクリックしてください。

PDF XChange Editor v11 001
PDF XChange Editor v11 001
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インストールの手順
  • 公式サイト からインストーラーをダウンロード
  • ダウンロードしたインストーラーを起動し、セットアップウィザードが開いたら「Next」をクリック
  • 使用許諾書に問題なければ同意して「Next」をクリック
  • インストール先を確認し、[Custom]を選択
  • インストールするモジュールを選択して「Next」をクリック
  • 追加のタスクは初期設定で「Next」をクリック
  • 無料版を利用する場合は[Free Version]を選択して「Next」をクリック
  • 「Install」をクリックしてインストールを実行
  • ユーザーアカウント制御のプロンプトが表示されたら「はい」をクリックして許可
  • 「Finish」をクリックしてインストール完了

📝 デフォルトでインストールされるモジュールの種類

  • PDF-XChange Editor
    PDF の閲覧・編集・注釈・電子署名などを行う中核モジュールです。
  • PDF-XChange Printer Lite
    他のアプリケーションの印刷機能から PDFを作成できる仮想プリンターです。
    無償利用時は出力にスタンプ(Click to buy NOW!)が追加される体験版になります。
  • Shell Extensions
    エクスプローラーでの PDFのサムネイル表示や、Windows 検索での PDF内テキスト検索を可能にする拡張機能です。
  • PDF-XChange Updater
    プログラムの更新を確認・適用するモジュールです。
  • Web Browser Extensions
    表示しているウェブページを PDFに変換するためのブラウザ向け拡張機能です。Chromium系のブラウザで利用できます。

ブラウザ拡張機能

インストール時に[Web Browser Extensions]を有効にした場合、Chromeと Edgeに PDF-XChangeの拡張機能が追加されます。

PDF XChange Editor v11 011

PDF-XChangeの拡張機能は、本体の PDF-XChangeがインストールされていない環境では使用できません。
利用方法は、PDFとして保存したい Webページを開き、拡張機能から[Convert to PDF]を選択します。

日本語OCR

PDF-XChange Editorは、無料版でも画像に含まれる文字列をテキスト化する OCRが利用できます。

PDF XChange Editor v11 013

メニューバーの[ファイル]を開き、左サイドパネルから[設定]を選択します。
設定画面が開くので、左サイドパネルから[OCR]を選択し、無料版の場合は[現在のOCRエンジン]を[既定]に変更してから、「言語を追加/ 更新」をクリックして、日本語をインストールします。

PDF XChange Editor v11 014

OCRを利用する場合は、メニューバーの[変換]を選択し、[ページをOCR]から実行します。

「サイトに接続しています」と表示される場合

新規インストール後、PDF を開く際に[サイトに接続しています]と表示され、ファイルが開くまでに時間がかかる場合があります。これは SharePoint連携用のプラグインが原因です。SharePoint を利用しない場合は、以下の手順でプラグインを無効化すると解消します。

PDF XChange Editor v11 012

メニューバーの[ファイル]を開き、左サイドパネルから[設定]を選択します。
設定画面が開くので、左サイドパネルから[プラグイン]を選択し、[利用可能なプラグイン]から[SharePoint]を無効にして「OK」をクリック後、PDF-XChangeを再起動します。

使い方

PDF-XChange Editorのインストール時に[追加のタスク]を初期設定にした場合は、PDFファイルに関連付けられるため、PDFファイルが PDF-XChange Editorで開くようになります。

PDF XChange Editor v11 015

PDF-XChange Editor の主な操作は、リボンUIのタブに機能ごとにまとめられており、[ホーム]タブには使用頻度の高いツールが集約されています。

  • ツール
    PDFの閲覧時に使用頻度の高いツールです。
    ファイルを移動する[手のひら]や、テキストを選択する[テキスト選択]などがあります。
  • 表示
    ページの拡大率や表示方法を調整するツールです。
    現在の拡大率が表示され、拡大・縮小やページの表示方法を切り替えます。
  • オブジェクト
    原本の内容を編集するツールです。
    原本のテキストを編集する[テキストの編集]、画像などを挿入する[追加]があります。
  • コメント
    注釈を追加するツールです。
    テキストを入力する[タイプライター]、文字を強調する[テキストを強調]、図形を描く[矩形]などがあります。
  • リンク
    リンクを追加するツールです。
    リンクを設定する[リンク作成/ 編集]や、[URLにリンクを追加]などがあります。
  • 保護
    文書を保護するツールです。
    電子署名を付与する[ドキュメントに署名]があります。

原本コンテンツの編集

PDFの原本に含まれるテキストの削除や置換、画像・QRコードの追加は、無料版の機能の範囲内で行えます。

PDF XChange Editor v11 016

編集には[ホーム]タブの[オブジェクト]グループにある[テキストの編集]を使用します。

PDF XChange Editor v11 017

原本のテキストが編集可能になります。

PDF XChange Editor v11 018

画像やQRコードの追加は、[オブジェクト]グループにある[追加]から選択します。

PDF XChange Editor v11 019

ダイアログが表示されたら「矩形イメージをドラッグ」を選択し、画像やQRコードを追加する範囲をドラッグで指定します。範囲を指定すると、指定した範囲を囲う枠(バウンディングボックス)が表示され、画像の場合は追加する画像を指定します。QRコードの場合は、QRコードに含めるテキストを入力します。

📝 画像追加のオプション

  • スタンプとして追加
    選択範囲に合わせてサイズ調整された画像が配置され、手のひらツールで選択して移動できます。
  • コンテンツとして追加
    選択範囲に合わせてサイズ調整された画像が埋め込まれます。(移動はできません)

注釈の追加

PDF-XChange Editor では、PDFにハイライトや下線、コメントなどの注釈を追加できます。

PDF XChange Editor v11 020

注釈ツールは[ホーム]タブの[コメント]グループにまとめられています。

📝 コメントのツール

  • タイプライター:原本にテキストを追加します。
  • テキストを強調:選択したテキストをハイライトにします。
  • 下線:選択したテキストにアンダーラインを引きます。
  • 付箋:吹き出しのコメントを追加します。
  • 矢印:矢印線を描画します。
  • 矩形:矩形を描画します。

注釈の[矩形]で塗りつぶした黒い図形は、見た目の上に重ねているだけで、下にあるテキストや画像のデータは PDF 内に残ります。矩形を移動または削除すると元の内容が表示され、テキストのコピーや検索でも読み取れる場合があります。
一方、[保護]にある[墨消し]は、対象範囲のデータそのものを文書から削除した上で黒塗りするため、塗りの下のテキストや画像は削除されます。機密情報を確実に隠す必要がある場合は、矩形の塗りつぶしではなく墨消しを使用します。(墨消しは有料版の機能です)

PDF XChange Editor v11 021

[スタンプ]には[APPROVED]や[TOP SECRET]などが登録されています。

PDF XChange Editor v11 022

[スタンプパレット]の[新しく追加]から[カスタムスタンプ追加]で、日本語スタンプを自作できます。カレンダー機能もあるため、検収印などの作成も可能です。
作成したスタンプはテンプレートとして保存されます。作成後は、カスタムスタンプ作成画面の左上にある[Add Stamp]をクリックし、[新規コレクション]として追加すると、[スタンプ]に表示されます。

パスワード保護

PDFにパスワードを設定し、文書を開く際や編集・印刷する際に制限をかけられます。パスワード保護は無料版でも利用できます。

PDF XChange Editor v11 023

パスワードを設定する場合は、[保護]タブを開き、[セキュリティプロパティ]を選択します。

PDF XChange Editor v11 024

[セキュリティ設定]のリストから[パスワードセキュリティ]を選択します。

PDF XChange Editor v11 025

設定画面が開くので、制限する項目を有効にし、パスワードを設定します。[権限]で印刷や変更の許可を付与することも可能です。
パスワード設定後はファイルを保存します。

AIによる評価

🧠 PDF-XChange Editor は、動作の軽さと機能の豊富さを両立した PDF 編集ソフトとして評価されています。無料版でも閲覧・注釈・コメント・電子署名などの基本機能に対応し、システムへの負荷が小さい点が多くのレビューで挙げられています。買い切り型のため、サブスクリプション型の製品と比べて費用を抑えやすく、Adobe Acrobat の代替として導入する声も見られます。

一方で、リボン UI にツールやオプションが多く、はじめて操作する場合は目的の機能を探しにくいという指摘があります。また、無料版では利用できる機能に制限があり、対象外の操作を保存するとスタンプが付与されます。動作環境は Windows のみで、Mac には対応していません。サポートやアップデートの提供は購入から一定期間に限られ、継続には追加の契約が必要です。

総じて、Windows 環境で軽快に動作する PDF 編集ソフトを求める個人や、コストを抑えたい場合に選択肢となります。

備考

開発元の PDF-XChange Co Ltd は、1997年に英国で Tracker Software Products Ltd として設立され、TIFF・PDF への文書変換ユーティリティの開発から事業を開始しました。2008年に法人本部をカナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー島へ移転し、2016年までカナダに本部を置いていました。2016年、世界各国の事業を統合するため英国で PDF-XChange Co Ltd を設立し、現在は同社が親会社となっています。現在の Tracker Software Products は同社の完全子会社で、オフィスはカナダ・英国・ブルガリア・ウクライナに所在します。

更新履歴

  • 2026-07-10:eizone.info(初版公開日 2019-08-02、最終更新日 2024-10-09)の記事を編集して初版公開

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